今回のテーマは自律神経機能を妨げない食事についてお話していこうと思います。
食事ってそもそもなんで必要なの?と聞かれたら答えが浮かんでくるでしょうか??
その答えは、“エネルギー源の摂取と食物酵素の獲得“になります。
人間は自ら酵素を作り出すことはできない為、食物を摂取することで補っています。
そんな生きていく上で必要な食事ですが、自律神経機能を妨げないためには食事の『タイミング』と『質』を整えることが非常に重要になってきます。
では、いつ食べるのが良いのでしょうか??
朝になったから朝ご飯、昼の時間だから昼ご飯、夜だから夜ご飯と当たり前に食べている方が多いと思います。生活リズムを整えるという観点からは決まった時間に食べることも悪いことではありません。ただ、自律神経機能を妨げないという点でいうと消化器のリズムに従って食べることも大切なことです。
消化器系では午前中が胃液の分泌量が下がり、午後9時頃に最も分泌量が多くなる仕組みです。
そのため、自律神経機能を妨げないという点のみを鑑みると朝ご飯は必ずしも食べないといけないわけではありません。むしろ食べない方が負担にはなりません。
また、空腹を感じてから食べるという方法もあります。空腹を感じるということはエネルギーが不足しているという証拠になります。本来の食事の目的であるエネルギー源の摂取はこれに当てはまりまっています。
食事の質については食事の目的である食物酵素の獲得が非常に重要になってきます。
酵素が多く含まれる食べ物には生野菜・果物、漬物、味噌、玄米などがあります。
生野菜・果物は消化スピードが速いので食事の最初に食べることが推奨されています。漬物は発酵食品で人間に良い菌が多いので身体にとって好成分となります。味噌の元である豆類は殻が豊富にあり、抗酸化作用があると言われています。玄米にも抗酸化作用のある酵素が含まれています。
逆に避けたい食物もあります。それは動物性食品、白砂糖、マーガリンなどの食物です。
動物性食品は消化速度が遅く、腸に達するまでに消化しきれないため、腸のリズムが乱れやすくなってしまいます。また、牛や馬などの人間より大きい動物の体温は人間より高いため、摂取した脂質が固まりやすいという点もあります。白砂糖はショ糖が成分のため、血液へ吸収されやすく、過剰に摂取すると血糖値が急激に上昇してしまうので、キビ糖や蜂蜜など自然糖での摂取がおすすめです。マーガリンは発がん性物質が含まれており、トランス脂肪酸は細胞を破壊する作用があります。
このように食事には生命維持のための大きな役割を担っています!!
何をどのタイミングで食べるのか、これを機に見直してみてはいかがでしょうか??